刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

〜デブラ・ウィンガーを探して〜

デブラ・ウィンガーを探して [DVD]

最初に流された「赤い靴」の映像は衝撃的でした。

どうして、女性はこういうことで悩まなければならないのと叫びたかったです...。

やっと「デブラ・ウィンガーを探して」を観ることができました。
私には「愛と青春の旅だち」がとても強く印象に残っています。
引退してしまったということを露知らず、この映画で知ったしだいです。

加齢(エイジング)というのは避けて通れないもので、特に女優やモデルなどには最大の悩みの種であるに違いないと思います。

けれど、この映画のデブラ・ウィンガーはとても輝いていて、素敵で、引退して今過ごしている時間を謳歌していることがとてもよくわかりました。

シャロン・ストーン、このようなかわいらしい一面があったんだと、今までのイメージががらりと変わってしまいました。
ウーピー・ゴールドバーグ、女性の悩みをユーモラスに表現してくれて、思わず大笑いしてしまいました。彼女のユーモアのセンス大好きです。
ジェーン・フォンダが語ってくれた女優という仕事、魅力。手に取るように伝わってきて、頭の中で想像しているとこちらの胸までドキドキです。
エマニュエル・ベアール、王子様はきっといるわと私は心の中で叫んでいました。

私達よりも、女優という仕事をしている人達にとっては加齢や家庭との両立は切実で、それとどう共存していって、どう生かして、どう乗り越えていくのか.....一生懸命な姿が浮き彫りにされていきます。

ただ思うに、自分自身で好きで選んで、続けていく決心をしているからには仕方がないことなのかもしれません、限界だと思ったら、できないと思うようになったら引退するしかないのかなと。人によっては違うかもしれませんが、一般の私達よりは金銭面に余裕があるし、今まで培ってきた人脈などを生かして、違う分野での活躍などという考え方もあるのではないでしょうか。

出演されている34人の女優の方々を見ていると、美しいという顔にも十人十色あり、内面から醸し出されていくものなのだとつくづく実感です。
とても勉強になり、自分の中にある琴線がピンと張りつめるのを感じました。

私も素敵に加齢(エイジング)していきたいと心新たに...。