先日、演出蜷川幸雄氏の『エレクトラ』を観にいきました。
やっぱり大竹しのぶさんはすごい女優だと感嘆です。
エレクトラ(大竹しのぶ)が弟の遺骨を前にして嘆き悲しむシーンには、涙がボロボロとこぼれ落ち、弟を思う気持ちがどっと押し寄せてきてとても辛かったです。
1階の一番後ろの席だったのですが、大竹しのぶさんのセリフははっきりと、大きく私の耳に入ってきます。
明と暗をドレスの色(グレーと赤色)で表し、グレーの壁(部屋)だけというシンプルな舞台でしたがとても重厚な感じがしました。
なので大竹しのぶさんの演技が際立って、とてもよかったと思います。
ストーリー、キャストもさることながら演出や衣装にも興味があり、見せ方、アイデア、色、舞台の大道具、小道具など....本当に演劇って面白いです。
冬には「リチャード三世」を観に行く予定で、来年1月の「タイタス」もねらっています。