正直言って今まで全く興味がなくて、「指輪物語」の本の厚さのイメージ(先入観)、上映時間が長い映画だなと思っていただけでありました。
とある番組でおすぎさんが『「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」は「風と共に去りぬ」や「アラビアのロレンス」に匹敵する映画』と評したことがきっかけで「えっ!」となったのです。
「風と共に去りぬ」や「アラビアのロレンス」を引き合いに出されては観ないわけにはいかないと思い立ち、翌日レンタルビデオ店に走りました(笑)
一部と二部をすべて見終えた時には私の頭の中ではキャラ達のことでいっぱい。
野望、心の奥深くに眠っている嫌な欲深さがどんな人にもあるのかと思う不快さ、おまけにドラクエのゲーム、ダースベーダーも浮かんできました。
私が大好きなキャラはレゴラス。そしてそのレゴラス役をやっているのはイギリス人俳優オーランド・ブルーム。(私の好きな俳優はどうもイギリス人が多いですね)
「二つの塔」を見終えた時は、リアルタイムで観ていたら続きが観たくていてもたってもいられなかっただろうと思いました。
「スターウォーズ/帝国の逆襲」の時と同じような状態に陥っていたということ。あの時もハンソロ(私の好きなキャラ)がどうなるのかハラハラしていたし...。
3時間40分という長さを感じさせない「王の帰還」。
フロドの表情がリングを所持することになってから少しずつ変化していき、影響を受けつつも、強固な意志を持つ彼でなければ果たし得ないことなのかもしれません。
「名作」と「大作」は違う。
「名作」はいつの時代においても心に残り、色褪せない。今年のアカデミー作品賞は果たして獲得できるのでしょうか?
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