歌舞伎通の友人と共に七月大歌舞伎NINAGAWA『十二夜』を観に行きました。
歌舞伎座で歌舞伎を観るのは初体験です。
幕間の時間に食べるお弁当とすじがきを購入し、胸躍らせながら席につきました。
周囲を取り囲むようにぶら下がっている赤ちょうちんを見ているとタイムトリップしたような気分になります。
序幕第一場の大きな桜の木に圧倒され、ぐるりと舞台を取り囲む鏡が舞台の広さを生み出し、素晴らしいの一言。
尾上菊之助さんが登場してくるたびにまじまじと見つめてしまいます。彼のりりしさ、声、滑舌が好きなのです。
尾上松緑さんが演じる安藤英竹がこれまた面白く、大笑い。
中村時蔵さん演じる織笛姫もたおやかで、オーラがあって役柄に奥行きが感じられ、女性の私もうっとりしてしまうほど.....。
シェイクスピアの作品は演出によっていろいろな味が出せるから、演出家にとってはたまらないのではといつも思います。
歌舞伎とシェイクスピアという組み合わせ、今後も続けていって欲しいと思うのですが、歌舞伎が大好きな方はどのように思っているのか少々気になるところ。
今日はとても有意義な一日でした....。