「エイプリルの七面鳥」を借りる

エイプリル役がケイティ・ホームズだとは知りませんでした....とってもキュートですね。

きちんと焼き上がるのかしら？生焼けでがっかりしたお母さんの顔を思い浮かべたり、でも映画だからきっとうまくいくはず、などと七面鳥ができあがるまでハラハラしながらも心の中で「がんばって」とずっとずっと応援し続けていました。

ボビーという思いやりのある温かい彼の存在もとても大きいし、皆の力を借りて助け合って作り上げていく感謝祭のお料理は心が込もっていて、どこのお店にも負けない、お母さんへの最高のプレゼントです。
母娘と会話を交わすシーンが一つもないけれど、お互いの気持ちが痛切に伝わってきます。

母親の微妙な心理もとても上手に描かれていて、パトリシア・クラークソンが本作品でアカデミー賞最優秀助演女優賞にノミネートされたのもうなずけます。

涙もろい私だからか、途中から涙が止まりませんでした。
最後には号泣です。
実は両親に手料理を一度も食べさせたことがないもので...この作品を観てちょっと反省というか...。

映画館で観たかったですね....知ってたのに、行かなかったことを大後悔してます。