刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

iCon スティーブ・ジョブズ

今読んでいる本です。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

  • 作者: ジェフリー・S・ヤング,ウィリアム・L・サイモン,井口耕二
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2005/11/05
  • メディア: 単行本
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PCが会社などに出回り始めた頃、ゲームをしたり、iconを制作したり集めたり...なかなかPCから離れられませんでした(笑)誰もまだ出社していない時間に行ってPCをいじりまくっていた毎日(勤務時間にはゲームができないし)。

でもどうしても好きになれなかったのが外観で薄汚れたようなベージュ色?グレー色?がどうしても許せなかったのです。いざ買ってみると自分の部屋のテイストに合わない、PCだけが浮いた感じになりいつもため息をついていました。

「これ以外の色ってないんですか?」PCに詳しい方に聞いてみました。
「うーん、ないねえ、黒というのはあるよ」
確か米国のメーカーのものだった気がします。黒色のPC。でもそのメーカーが好きではなくて買い替えることはしませんでした。


だからアップルがiMacを発売した時、あまりの嬉しさに震えが止まらず、やったー!と飛び上がらんばかり、狂喜乱舞です(笑)もうアップル一筋でいこう、絶対浮気しないと心に誓っていました。
アップルの存続の危機が噂されていて心配していたのですがiMacの発売で一気に吹き飛びました。

スティーブ・ジョブズ氏ってどんな人だろう?そう思い始めたのもこの辺りだったような気がします。

インドに修行旅行、禅に傾倒し、ベジタリアン、結構ワンマンで強情な人。
「今日が人生最後の日だとしても、今日、する予定のことをしたいと思うか」と毎朝自問しているらしいです。

今日いろいろ検索していたら面白い記事が見つかりました。
247musicの丸山茂雄氏のインタビュー記事の中でスティーブ・ジョブズ氏のことについて書かれている部分がありました。丸山茂雄氏は私が以前勤務していた会社のトップだった方です。

■でも、ジョブズの立ち居振る舞いは久多良木さんよりうまいですよね。発表会に行くとみんなファンになって帰ってくる。

丸山氏: もうね、いいかげんにしろというぐらいうまいよ。あのキャラにみんなだまされるんだよ。ジョブズが(2005年)8月に東京へイベントに来た時、米国のレコード会社の人たちが言うの。日本のレコード会社の社長には、ジョブズに「ぜひ会ってくれ」、じゃなくて、「頼むから会わないでくれ」って。

■なぜ?

丸山氏: 彼らが言うには、音楽産業の人で、ジョブズと会った後、彼の悪口を言った人はただの1人もいない。彼の前だとすぐにイエスと言っちゃうんだって(笑)。

 米国では来年、アップルとメジャーレーベルの最初の契約が切れて、次の契約交渉がもう始まっている。日本はiTMSの開始が遅れたから、次の契約の端境期にあるわけ。日本の条件もある種のプレ交渉みたいなものだから、「日本のレコード会社は強硬だ」というイメージでやってほしいと米国のメジャーは思っている。

 だから日本のレコード会社の偉い人が今ジョブズと会って、「分かった、今の米国のメジャーと同じ条件でいいよ」と言うと、米国のメジャーレコード会社はみんな困るんじゃないかな。それがあるから「日本でうかつなことを言わせるな」じゃないのかな。「会うとYESと言っちゃうから会わないでくれ」。最高だよね。

(日経ビジネスEXPRESS X 【丸山茂雄インタビュー後編】「ネットの肝は、未経験の面白さに触れること」より)


ますます好きになってしまいました。