3日目はランチをした後、旧フランス租界、南外灘軽紡面料市場へ行きました。
ランチは緑豊花園というお店へ。
「化学調味料を使わないヘルシーな広東料理のお店でオーナーシェフは溜池山王にある聘珍楼で4年間シェフを務めていた陳瑞忠氏」という紹介を雑誌で拝見し是非行ってみようということになりました。
手入れの行き届いた緑の芝生が敷き詰められたお庭があり、テラス席もあります。
お店の看板メニューのカニ入りフカヒレスープが入ったランチコース(168元)がお得というのでこちらをオーダーです。
ふう.....二日続けてフカヒレスープを頂くなんてこんなに贅沢をしてよいのだろうか...とものすごい不安に陥りながら正負の法則が頭の中をふっとよぎっていきます...(負は帰国してからわかることに...)。
メニューは、蟹肉入りフカヒレスープ、ナッツとマヨネーズに似たようなタルタルソースがかけられた揚げた鴨肉、揚げたお豆腐と季節のお野菜、チンゲンサイ?の煮込み、お肉が詰められたパイ、あずきと数種のお豆が入ったデザートです。
揚げた鴨肉は私にはヘビーでしたが、それ以外はランチにちょうどよい、体に優しい、あっさりした味で昨日食べた上海料理とはまた違いました。中国は地方によってお料理が違うということを実感です。
旧フランス租界の辺りのお家はいつ見てもため息もの...。
修復しているお家が何軒もあったのでどなたかが住むためにリフォームしているのか、はたまたお店に変身するのか...。
私も住んでみたいなあ...憧れの老房子暮らし。
南外灘軽紡面料市場は観光客でいっぱいです。欧米人が多く、チャイナドレスやコート、ブラウスなどをオーダーしていました。私も布地が欲しくて行ってみたのですが、あまりにも多すぎて選べない(笑)まさしく布のデパートです。
で、結局フレンチ柄みたいなものを選び(中国へ行ったのに...)、電卓で値段交渉し買ってきたわけですが、とにかく安いの一言。
ガイドの張さんは140元でパンツを作ってもらったそうです。安い...。
その後、外灘にあるお店でお茶(国営で無農薬とのこと)を買い、その近くにある浦江飯店へ行きました。私はこのホテルの存在を全く知らなかったので、張さんに大変感謝しています。
アスターハウスホテルという名で1846年に創業です。
アインシュタインやチャップリンなど世界の著名人が宿泊していたそうです。
中を拝見させて頂いたのですが、黒びかりした床は当時のままで歩くたびにぎしぎしと鳴り、重厚な雰囲気が漂い、とても落ち着きます。
ぜひぜひ泊まってみたいもの。あと何回上海へ行くことになるのだろう(笑)
今日の夕飯はラ・ヴィラルージュ(小紅楼)です。
お料理というよりは建物が気になって選んでみました。フランスのレコード会社パテによって作られた中国初のレコーディングスタジオだったところです。こちらも予約をしていったら2階の個室に通されました。これは感動です!!
お部屋の窓は全開で涼しい風が入ってきて照明も控えめでテーブルにはキャンドルが灯されていました。
大変ムーディなお店です。
私達のお部屋は録音室だったらしく、当時の写真が蓄音機とともに飾られていました。
お料理はフレンチ&イタリアン。
私は連日の豪華なお料理で少々お腹も疲れていたのでマクロビオティックコースにしてみました。このようなコースがあるとは夢にも思わなかったです...。
明日は帰国日。