刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

上海から日本へ

4年前の上海と比べて思ったこと...。
浦東地区の夜景の中に企業広告が入っていたこと、外灘の古い建築物をリノベーションしてカルティエ、アルマーニなどのブランド店が入っていたこと、上海市内で見受けられた古い家屋が消えつつあり、整備されていたこと、自転車に乗っている人が減少し、代わりに車の保有率が上がり道路が渋滞してきていること...。


フォーシーズンズ上海では車寄せのスペースが狭いせいか、ホテル側、旅行会社、タクシードライバーとの口論をよく見かけました。
ホテルでのホスピタリティと一歩外へ出て受ける印象とのギャップがまだ感じられ、タクシードライバーの運転は荒いし、渋滞でイライラしてぶつぶつ文句を言って私達にやつあたりしたりとあまりいい思いはしませんでした。



新天地や外灘では公安の方が立っていて目を光らせていました。そのおかげか外灘は治安がとてもいいとガイドの張さんはおしゃっていました。



日本と違って自転車が歩道に置かれているということがないのでその点はすごくうらやましいと思います。
放置しておくとすぐ盗まれてしまうからでしょう。



今回は10元札を多めに持つようにしました。チップ、タクシー代で大活躍です。タクシーでは100元札を出すと断られるのであらかじめホテルで細かくしておきました。


上海でも格差が激しいらしいです。平均月給は3万円。車で移動していると田舎から出て来た女性が赤ん坊を抱っこして道路の真ん中を歩きながら物乞いをしていました。張さんは小さく畳んだお札をそっと手渡していました。胸が痛む光景です...。
日本の格差もこれから拡大していくのかなと不安になってきました。




ガイドの張さんは上海市内にある150平米のマンションに住んでいて数年前680万円で購入したそうです。
今は倍になっているようです。
思うに私が旅でお世話になったガイドさん達は皆裕福でした。
杭州ではマンションを3つ所有し、お子様を日本へ留学させるとおっしゃっていました。
ハノイではガイド業以外にも副業で翻訳をやっている方で一戸建てのお家を2つ、以前の上海ではVIPの方の通訳も経験されている方で郊外に一戸建てを所有していました。
教養のある方々ばかりで話が尽きることはなく、好奇心旺盛な私は次から次へと質問攻めです(笑)
丁寧に答えて下さってありがとうございます(笑)


浦東空港ではお店がずらりと一直線に並び、とにかく甘栗、甘栗のオンパレードです。
甘栗のセット売り(おみやげ用で手提げ袋に入っている)なるものがあり、上海蟹まで販売していてびっくりです。
私は有機の甘栗を一箱購入、96元です。
他にもお茶、シルク、刺繍、アクセサリーなど販売されていました。




日本に到着し、まっしぐらにブルーのいるホテルへ。
ホテルの方総出でお出迎えして下さり、こちらが恐縮してしまうくらいでした。
ブルーはお姉さんに抱えられ、私達を見るやいなやまんまるお目をさらに大きくし(笑)、抱っこすると大騒ぎし口元をペロペロなめまくりです。


滞在中の食欲、状態などを教えて頂き、ブルーは持参した愛用しているマットではなく、部屋に置かれていたシモンズのベッドで眠っていたそうです。確かにあれは気持ちよいですね(笑)

お散歩も嬉々として楽しんでいたみたいでそれを聞いてホッとしました。ただ最初の日は泣き叫んでいたらしく(ごめんね)、声が擦れていました。


今まではかかりつけの病院へ預けていたのですが、今後海外へ行く時はこちらのホテルへ預けようと思っています。



上海はこれからどう変化していくのだろう?張さんに「日々変わっていく上海に住んでいて楽しいですよね、いいなあ」と言ったら、「ええ、でも変化していっているのがわからないですね」と。



行って来たばかりなのにまた行きたい...と思うのはなぜ?前世で何かあったのでしょうか(笑)