刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

ヘルシンキ&ストックホルム6日目

今日の午前中はどうしても訪れたかった世界遺産スコーグスシュルコゴーデンへ。バスも地下鉄(途中の駅でストップし折り返し運転)も不可能とすればタクシーのみです。前日のガイドさんにもタクシーで行けると伺っていたので。ストライキの件、なにせまだ話し合いもできていないということらしく、時間がかかりそうとのこと。

ノルディック・ライトのスタッフの方にタクシーの貸し切りをお願いし(基本的に流しのタクシーはないので)、1時間520SEK。ホテルからタクシーで15分から20分という近さ。午後にストックホルム観光ツアーを入れていたのでなんとかなりそうでした。

英語が話せる運転手だったので助かりました。15分で到着し、スコーグスシュルコゴーデン入り口で30分ほど待って頂くことにしてもらいました。敷地をすべて回ると2時間ほどかかるとホテルのスタッフの方の弁。

行けないと思っていたのでこの目で見て、歩いて...もうそれだけでも十分です。

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十字架の横にあるこちらの丘はガイドブックによると瞑想の丘となっていました。
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建築は1917年から1940年。建築家グンナール・アスプルンド氏とシグルド・レヴェレンツ氏が手掛けたものです。
1994年に世界遺産に登録。森林の墓地と思えない荘厳さと亡くなられた方への敬意、思いやり、生きてきた時間を優しく包み込んでくれる空間、瑞々しい緑の絨毯と真っ青な空のコントラスト...溜め息とともに訪れる人々の心、身体を癒してくれます。

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こちらは火葬場と礼拝堂。この建物の前ではリスが木の実をカリカリ食べていて、ベンチがさりげなく所々に置かれており、ぼっーと眺めている男性の方がお一人いらっしゃっいました。緑の絨毯のゆるやかなカーブに見とれながらここで永遠の眠りについている方々の人生を思いめぐらしてみました。
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私達と同じようにタクシーを待たせて見学される観光客が他にも何人かいらっしゃっていました。

結局、1時間程でホテルに戻ることができ、一息ついてからXOKOというパティスリーのお店へ。ノーベル賞晩餐会のデザートを手がけたマグヌス・ヨハンソン氏のお店です。

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奥はパンで手前がケーキの数々。写真には写っていませんが、入り口正面にはチョコが並べられていました。こちらでシナモンロール、ブリオッシュ(いちじく入り)、ラテを頂きました。常連客?と思しき人達でにぎわっていて人気のお店であることがよくわかります。焼き菓子はクッキーが数種類、ごまをまぶした薄い焼き菓子などもあります。こちらのお店のシナモンロールはもっちりというよりは引き締まって上品な感じがしました。

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午後はCITY SIGHTSEEINGのグランドツアーに参加しました。日本語ツアーが12:30にあったのですが、これはちょっと失敗。まず日本語イヤホンガイドをもらい2階建てバスで陸の観光名所を周り、その後、遊覧船で2時間弱のクルージング(日本語イヤホンガイドあり)。この遊覧船は屋根付きで外に出ることはできないので写真撮影したい方には適さない(景色をゆっくり堪能されたい方には良いと思う)、窓際の争奪戦(各国観光客の迫力がすごい)、船内が狭いので圧迫感があり、進行方向の向きに座らないと楽しめないなどのデメリットがあります。

幸いなことに船酔いはしませんでした。

船からの景色。
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水門
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スウェーデンの市民農園(コロニー)
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今日のディナーはセーデルマルムにあるベジタリアンレストラン「ハーマンス」。
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ランチとディナーがブッフェ形式でデザート付きとデザートなしなどでお値段が違います。
二人の予約というのは受け付けていないので18時頃直接訪れましたが、座席に余裕はありました。

「ハーマンス」からの眺め
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「ハーマンス」からの眺め。左はガムラスタン、右はユールゴーデン島
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「ハーマンス」からの眺め
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最後に景色を堪能。
明日はストックホルムとお別れの日です...。