「南極料理人」を観てきました。
極寒の地で、それぞれ畑違いの人たちとの共同生活をし、温かい手作りのお料理を食べながら、時には喧嘩し、時にはふざけ合い...遠く離れた家族のことを懐かしんだり、ホームシックになったり、基地の中という狭い空間の中でのお話とはいえ、実力派俳優の方々のそれぞれの個性が生きていてとても面白く仕上がっていました。
堺さんが唐揚げを食べて涙するシーンは家族への愛情や想いが伝わってきて感極まってしまいました。
今思い返しただけでも泣けてきます...。
普段何気なく作るお料理には妻、母の愛と思いとその時々の気持ちが込められていて、たとえそれがどのようなお料理だったとしても、家族一人一人の体の中にそれらが浸透し、脈々と生きづいているのだなと思わされました。私も家でお料理を作る身。ちょっと反省、ちょっと嬉しかったり、さて今日のお夕飯は何しよう?などと考えながら、「おいしいご飯」を作りたくなりました。
生前、父は食事の時間の会話をとても大切にする人でした。味わって食べなかったり、態度が悪かったりするとよく怒られたものです。
お家で寛いでいる堺さんの姿、表情を見ていると、外で神経すり減らして、身を粉にして一生懸命働いて帰ってきた世の中のお父さんの姿だな...と思いました。
観測基地にいた時とは全く別人(笑)でも子供はお家の中のお父さんしか見ていないからわからないんですよね...。
時々、お料理するのめんどうだな...と思ったりするけれど食べてくれる人がいることを忘れてはいけないなと反省です。
ましてあのように丁寧に作っていないし...。だめだな...(笑)
映画の中でラーメンが出てくるのですが、これが皆さんおいしそうに食べること食べること。私も無性に食べたくなったのですが、残念ながら今日は無理なので近々ズルズルッと食べたいです。
他にもたくさんのお料理が次から次へと出てきて、それがどれもこれもおいしそうなものばかり。お料理の撮影アングルも絶妙でお昼時に観たせいかお腹がグーグー鳴る始末です(笑)
それにしてもお仕事とはいえ1年半も南極にいなければならないとは...逃げることもできないし...私なら一日でパニックを起こしそうです...。