刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

のだめを観る

のだめファンの我が夫婦。

昨日「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を観てきました。

のだめはやっぱり上野樹里さんだわ...と思いながら楽しませてもらいました。

オーストリアの楽友協会で演奏された冒頭のベートーヴェン交響曲第7番でぐっと引き込まれ、クライマックスのチャイコフスキーの序曲<1812年>は効果音交えながらの演奏で、胸が押しつぶされそうなくらいの迫力。こちらまで高揚してしまいました。

初共演の嬉しさを盛大に華やかに表現した変態の森も面白くて幸せ気分にさせてくれるし...(笑)

ただ、原作を読んでいる私は映像化されていない詳細な細かな部分などを知っているので、これでも理解できるのですが、読んでいない我が夫は千秋とコンマスが理解し合うに至るまでの過程、マルレ・オケの成長していく、完成していく描写にとても不満を持っていました。原作でもマルレ・オケについては1巻ほど費やしたのであるからこの程度では無理があるかなと思うのは確かです。時間が限られている中ではやはり難しいですね...。千秋とのだめの心の機微を描くのもこれが限界なのかもしれません。後編はどのように仕上げてくるのか...ちょっと楽しみでもあり、不安でもあり。


千秋やのだめのキャスティングがとても良かったので欲を言えば、原作に忠実な完璧な映像をものすごく観たかったです...絶対無理だろうけれど...うーん観てみたい。

我が夫には原作を読ませるべく働きかけています(笑)


それにしてもクラシックはやっぱりいいものだなと思ってしまいました(映画を観て思うことではないけれど)。
年を重ねても色あせることなく、飽きさせることなくいつの時代の人たちも魅了し、消えてなくなることがありません。どんな状況下や心境においても豊かな音色がまんまるになってすーっと心の中に入り込み、とけ込んでいき和ませてくれます...。

ホールで素晴らしい演奏を聴きたくなってしまいました...。