また今年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2010へ行ってきました。
No.221(ショパンピアノ・ソロ作品全曲演奏1829年-1831年「ウィーンからパリへ」)とNo.273(ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲他)の2つのプログラムを鑑賞。
特にNo.221のジャン=フレデリック・ヌーブルジェ氏のピアノは一音一音が生き生きと溌剌としていて素晴らしいの一言です。
「別れの曲」の時には知らず知らずのうちに涙が出てきて止まらなくなるし、「革命」は全身全霊込められた迫力ある音色で圧巻でした。
胸の震えがなかなか治まりませんでした。
情報化社会でない当時の時代に生きていたら感性豊かな生活を送ることができただろうな...もし自分が当時の時代にいたらどのように生きていただろうか...などと考えてみました。
今この時代に生きているからこそわかる、シンプルな暮らし、人間らしく生きるということ、芸術にあふれた生活の貴重さ、尊さ。
退化してしまった、消え失せてしまった「もの」...。
そんなことが頭の中をぐるぐる回り続けていました。
心豊かにするために今年はクラシック、オペラ鑑賞へ出かけてみようと思います...。
音楽鑑賞後、行ってみたかった三菱一号館のCafe 1894へ。復元されて生き返った三菱一号館美術館。
このような建築物が大好きな私は40分程待たされはしたものの、全く苦になることもなく天井、窓枠、手すりなどあちこちを鑑賞します(笑)
柔らかな照明の店内の窓越しから臨む真っ青な空、強い日射しに晒された丸の内がなんとも言えない不思議な光景で、またノスタルジックな気持ちにもさせてくれます。
この中でお茶を頂くことができる嬉しさと感動で胸もお腹もいっぱい(笑)
マネとモダン・特別メニューのデザート「レモンタルト」のセットを頂いてきました。こちらのお店のコーヒーはオーガニックコーヒーとのことです。
心身ともに気持ちよい充実した時間を過ごすことができたことに感謝です...。