「池上彰が日本の危機を緊急ニュース解説!号外!池上タイムズ」、「人類ZEROの未来!」と連日興味ある番組があったので観てみました。
前者は日本の未来に暗雲が立ちこめているのを実感させられる番組で、技術流出、学力低下、時代の流れに追随できていないような、「鎖国」になってしまうのではないかと思うような不安感が襲い考えさせられました。
後者は映像がとても面白かったです。
心に残った言葉が一つ、野口健さんの「今現在のエコ活動は人類のためのエコ活動であり、地球のためではないのかもしれない」ということ。
そう、なぜならこの番組を最後までずっと観ていくと、人類がいない方が本来の地球に戻っていくのだなと思わされ、その方が地球が生き生きしているように見えたから。本来生える場所に樹木が育ち、本来あった場所に河川が蘇る。
人工的に作ったものが時間とともに消え、そこに動物達が植物達が自由に生活できる空間が生まれる。
鬱蒼と樹木の生い茂った輝かしき緑の世界、汚れなき透明な冷たい水が流れていく河川はそれはそれは美しいのではないかと想像したら震えがきてしまいました。
人類の叡智でもたらされた物はいとも簡単に自然によって、時間によって崩壊していくのものなのだと切なくなってしまいましたが、地球にとってはほんのちょっとの時間でしかない出来事なのかもしれません。
小さな小さな鉄筋、木造の箱が無限に皮膚上(地面)に接着されていくみたいな?(笑)
自然と共存するということは何か?と考えさせられる番組でした。
それにしても虫の生命力はすごいなあ...(笑)