刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

コクリコ坂から...

コクリコ坂から (単行本コミックス)


本日我が家に届いた「コクリコ坂から」。
むさぼるように読みました(笑)

ジブリで映画化というニュースを見た時は一瞬目を疑い、もう懐かしすぎて...(笑)嬉しくて...言葉になりませんでした。


読んだのは相当昔なので大好きだったこと、うる覚えではあるものの恋愛もので、胸踊らせて読んでいたことだけは覚えているという程度でした。

私はこのマンガに登場する風間さんが大好きでした。
身近に風間さんみたいな人がいたらいいなあ...と(笑)

1ページ1ページめくるごとに断片的に頭のどこからか画と内容がポンポンと現れて、思い出し、パズルのようにパチパチとはまって、ラストまで読み終えた頃にはすっかり当時の自分になっていました(笑)
読んでいた頃の気持ちまで蘇ってきたのです(笑)

人間の記憶ってすごい(笑)

全く忘れていたのに、脳のどこに収納されていたのでしょう?と不思議です。


昔大好きだった短編のマンガがまだ結構あるのですが...
なかなか思い出すことができません。
たとえば、「丘の上の仲間たち」(三浦浩子)、「しあわせ半分こ」(高橋千鶴)、
「三つのブランコの物語」(原ちえこ)...。


ネットや携帯電話などがなかった時代の方が感受性が磨かれたように思うのは私だけでしょうか?
携帯などというツールがなかった分、相手に対する思いや相手のことを知ろうとする気持ち、接する態度がより丁寧で細やかだったような気がします。何より自分の口で気持ちを伝える、自筆で気持ちを伝えるという手段、行為しかなかったので温かみ、重み、血が通っていたような感じがするのです。

電話といっても自宅の電話番号を教えなければならないのですから...親が出る可能性もあるし(笑)
自分の気持ちを伝える勇気がなくてずっと心の奥にしまい込んだまま大人になってしまった人もいるかもしれません。


賛否両論ありそうですが...(笑)




スタジオジブリがこのマンガをどのような世界、内容に作り上げていくのか興味しんしんです。
夏がとっても待ち遠しいです...。