「ルパン、最後の恋」(モーリス・ルブラン)。
一気に読んでしまいました(笑)
「ルパン三世」好きが高じてその流れで、モーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンシリーズを読んでいた私。
「未発表」「最終作」「幻の作品」という言葉が連なっていたのでは読まないわけにはいきません(笑)
内容的には未完ということもあり、今までの作品と比べるとさらっとした内容ではありますが、イギリス諜報部員との対決シーン、ラストのコラがルパンにおもいのたけを述べる部分は心に残るものがありました。
紳士道、紳士の品格が感じられた作品でもあったでしょうか...。
なにより、ルパンの最後の恋を知ることができたのは女性の私にとって大変嬉しいことです(笑)
読みながら場面、場面の背景、建物、衣装、登場人物達のいでたちの映像が頭の中に出てきて、その中に入り込みどっぷり浸かり、読み終わったら夕方で...1940年頃のフランスを楽しんでいたので現代に戻されてちょっと寂しかったです(笑)