水道橋の河津桜を見てきました。
神田川沿いに鮮やかな濃いピンク色。
際立っていました。
桜の季節がやってくると、感慨深い気持ちになりますね。
学生の頃、桜は心機一転、新しい道を感じさせてくれるワクワクする「花」でした。
でも年を経るごとに思い出を積み重ねていくごとに様相を変え、花びらを通して、桜の木を通して遠く彼方に思いを馳せたりして感慨深いものになっています。
美しすぎるゆえ、その時の自分の気持ちや出来事が強烈に焼き付けられ、それが少しずつ積み重なって変化していくのでしょうか。
私は桜の開花時期にブルーを亡くしたので、それはもう身体の中に染み付いて、毎年桜の時期になると、桜を見るとあの頃の感情が吹き出てきます。
それは刻印されてしまっているので命果てるまで消えることはないでしょうが、生きていく以上それは仕方のないことなのかもしれません。
そう考えると東北の方々には、おそらく「春」は以前とは違ったものになり、感じるようになってしまったのではないでしょうか。
それは私には到底想像もできないほどのものでしょう。
人間、生きている間どのくらいの数の試練を乗り越えなければならないんでしょうか。
もうあれから2年が経つんですね。
ソメイヨシノはまだまだという感じです。
花をつけていない桜の木って寂寞としていますね。