刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

社会彫刻を読む

社会彫刻


2年程前から世の中に対しての疑問や矛盾、このままでは日本がダメになるといてもたってもいられない衝動がフツフツと湧き出てきていました。一主婦として何かできないだろうか、 動かなければ...何とかしたいなあと行動したいのにできないはがゆさがずっと心の中にあったのです。特に何か得意なものがあるわけでもなく、人脈が多いわけでもなく、資金があるわけでもなく、勇気もない...そんな考え込んでいる自分にイライラしたり。



先日伊㔟谷友介さんの「社会彫刻」を読み終えました。
私は本を読む時、感銘を受けた文章、言葉などを見つけるとページの隅を折る癖がありますが、この書籍はすべてを本、文章まるごと理解したいという気持ちにさせ折るのをやめてしまいました。

「リバース プロジェクト」という会社、活動は以前から知っていて本質、理念などなんとなくわかっていたつもりだったのですが全然理解できていなかったようで(笑)、この本を読んでさらにより深く理解することができました。

人類が地球に生き残るために、今を生きる私たち大人は何をすべきか?

これがリバース プロジェクトの理念です。


口だけ、言葉だけで実行しない人たちが多い中、伊㔟谷さん、リバースプロジェクトのメンバー達は思いついたことを口にし、即座に行動に移すところが素晴らしいです。
多角的な視点、想像力、創造力、行動力を兼ね備えた人たちの集団という感じでしょうか。


私は「リバース プロジェクト」のONLINE SHOPでお買い物したり、「元気玉プロジェクト」のコレクターになったり、「RICE475」の廣新米穀さんで玄米、白米を時々購入します。廣新米穀の新米はお花のような爽やかな香りでとてもおいしいし、信州蜂蜜本舗さんのBee Birthはちみつ「アカシア」もさわやかで軽やかな味でおいしかったです。


それと、「クラウドガバメントラボ」を知った時には鳥肌が立ちました。
今までのフツフツとしたものの答えというか、モヤモヤした霧が晴れて光が見えてきたという感じです。

「誰かに任せる民主主義から、自分で決める民主主義へ」

これが実現したらどんなに素晴らしい世の中になるだろうと。
ただし、この実現に向けては某かが相当な圧力、トラップ、潰しをかけてきそうでそれが怖いです。
国民に知恵をつけたくないと思っている人たちがいるのです。
伊㔟谷さんが立ち上がって大きなムーブメントが起きたら、それは脅威に他ならないから。

だから私は彼ら(リバース プロジェクト)にものすごく期待していて、私もそれに乗っかって微力ながらも貢献できたらと思っています。ムーブメント起こしたいです(笑)一人一人が覚醒して立ち上がったらそれはすごい「パワー」の玉となってゴロゴロと転がりながら大きく育っていくと思うから。

日本から始まって近隣諸国にどんどん広がってくれたら面白いだろうなあ。



そうそう、伊㔟谷さんの「お誕生日ツィート」の中でどうしても忘れられない言葉があります。
忘れられないというより、刻まれてしまった言葉です。

「あなたが退屈だと嘆いた今日は、昨日亡くなった人が何としても迎えたかった明日です。」

目覚めて朝日を浴びて一日を迎えることのできる奇跡を痛感し、喜びとし笑顔で過ごさなければと思わされました。


以下「社会彫刻」より抜粋

● 地球や未来のために人類全体が賢くならなくてはいけないときに、同じ方向を見ていないかもしれない人を無視していたら、今の政治状況と同じで、どんなに意義のある活動でも結局は前に進まない。賛同はできなくても全員が“わかる”状況をつくらなくちゃいけない、と思うんです。実際にやってみると、一人ひとりが100%“わかる”というのは難しくても、全員で力を合わせるとチームとして100%になることはある。補填し合うんだよね、人って。

● 自分の人生を逆算してみて、最も精力的に活動できる時間を55歳までとすると、社会に出てからだいたい30年から35年しかない。人類が地球に生き残ることを目標に生きる36歳の僕に、残された時間は20年を切った。だから命をかけて頑張りたいんです。

● 人が生きるというのは、「他人を生かすから自分は生きている」ということであって、自分以外の人や生物が生きているからこそ、人間は生きていけるのだという状態を、一人ひとりが知らなくてはいけないと僕は思っています。同時に、みんな自分がよりよくなりたくて、生きている。自分のことを考えれば考えるほど、他人のことを考える。このことが一番、実は自分を幸せにしてくれるんですよね