昨日、東京国立博物館 表慶館で開催中の「フランス人間国宝展」(〜11/26まで)へ行ってきました。
15名のフランス工芸作家の方々の作品(陶器、鼈甲細工、革細工、金銀細工、麦わら象嵌、壁紙、真鍮細工、傘、扇、折り布、銅板彫刻、紋章彫刻、エンボス加工(ゴフラージュ)、羽根細工、ガラス)が展示されています。
これらの美と技術の鑑賞は私にとって宝の時間となりました。
ジャン・ジレルの陶器は小さな無数の星が散りばめられているかのような輝きで、器一つ一つに無限の宇宙と果てしない神秘の世界を感じました。
ミシェル・ウルトーの傘も曲線美(流線美)と色の輝き、艶やかさ、光の当たり方によって違う表情を見せてくれてとても美しいのです。 刺繍も素敵でした...。
シルヴァン・ル・グエンの扇は、息吹が感じられ、多角的視点で作られていて、扇にはこんなに表情があったの!と鑑賞していてとても楽しかったです。 新たな一面と扇の奥深さを実感しました。
そしてネリー・ソニエの羽根細工は...息を呑むほどの美しさ...。 一枚一枚羽根の形、色を繊細に合わせ組み合わせ、美しき高貴なお花を作り上げています。 光から生み出されるお花の影もまた美しいのです。
私の心の中は作品の数々から発する言葉と光と輝き(オーラ?)でいっぱいになりました。