友人と「リチャード三世」を観に行きました。
市村正親さんのリチャード三世はとても見ごたえがあり、野心や腹黒さがひしひしと伝わって来ました。
階段を登りながらゆっくりと顔を観客に向ける仕草にはぞっとするものがあり、迫力、存在感のすごさに脱帽です。
彼の声質も好きでセリフ一つ一つが胸に響いてきます。
悪人でありながら平気で「神」という言葉を口にする傲慢さ...。
兄弟という血のつながりなどお構いなしの冷酷さ...。
いつの世、時代でもなくならない争い、戦争。今日はいろいろと考えさせられる一日でした。
観劇後、帝国ホテルのユリーカでパンケーキセットを頂きました。
これがまたおいしかったこと...。
添えられていた苺も甘くて美味。暗くなっていた気持ちがすっと消えていってしまいました。
と、そこへ黒柳徹子さんがいらっしゃいました。凛として華やかな印象です。
ガラス越しの背後の席に座り、お連れの方とお食事をされていました。
来年一月に「タイタス・ アンドロニカス」を観る予定です。
復讐劇で残酷な場面ありなのでこれもちょっと落ち込みそうな気がします...。
でもでも蜷川さんの演出が楽しみです。
最後に...私はイラクへの自衛隊派遣に反対です。