不快な暗い事件が多いこの頃、それに追い打ちをかけるようなバイオレンスな作品でした...。
銃声が耳に木霊し、先の展開を観るのがいやだなと妙に落ち着かない...おまけに心臓がバクバク鳴り響く始末。
スクリーンから目が離せない、釘付け状態なんて本当に久しぶりです。
あっという間の2時間半。とっても疲れました...。
これだからR15指定なのかと納得です。
ジャック・ニコルソンの存在感は健在で表情にも深みがあってその表情が何を意味するのか、どういう行動に繋がるのかという不気味さ、怖さがひしひしと伝わってきます。
もがき苦しむビリー(レオナルド・ディカプリオ)がまたいいのです。男の色気が出てきたような感じもします。
ゴッドファーザーの時も思ったのですが、裏切り、人間不信...疑心暗鬼になりながら孤独に耐えるマフィアのドン...女の私にはとても理解できない世界です。
一発で仕留めなければ自分がやられる。
小さな弾一つで人の命、今まで培ってきたもの、人生が散っていく儚さ。
あっけないものです...。