友人とコリオレイナスを観に行ってきました。
オリエンタルなコリオレイナス。
冷たい雰囲気、温もりが感じられない灰色な世界...。これから起きる悲劇が伝わってくるような舞台演出。
暗い嫌な気分に襲われました。
唐沢さんと勝村さんの迫真の殺陣、存在感、威厳ある白石さん。
翻弄される民衆を観ているとなんだか私達（国民）と重なるものが...。
自分を曲げない一本気な性格、高慢で融通がきかないコリオレイナス...ぶっきらぼうに民衆に接する姿はある意味正直でよいのかもしれません。
笑顔満面、握手をしまくり頭を下げてはいても実は腹黒いという人の多いこと...。
唐沢さんのラストの無念と絶望が入り交じったような叫び声は辛すぎます。私がこの世で一番避けたい、聞きたくない種のもの...。
そういえば、唐沢さん、声がかすれていたけれど大丈夫なのかな...ちょっと心配です。
今度は「恋の骨折り損」を観に行く予定です。
魅力的なキャスティング、お話も好きなのでとても楽しみです。
