刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

またまたブルーの災難

金曜日の夜中2時半頃、またまたブルーが胃液を吐き、その後口を閉じたまま鼻だけで苦しそうな呼吸をし、体が硬直状態になりました。

またこの間と同じことが?と思ったのですが、なかなか治まりませんでした。吐き切れなかった胃液が気道を塞いでいるような感じにも見受けられ、病院に行った方が良さそうだと判断し、渋谷にある日本動物医療センター(24時間救急)へ。


病院に到着すると緊急を要するワンちゃんがいたので抱っこをしながら少々待っていると、名前を呼ばれ診察室へ。そのとたん、預けられると思ったのか両足をバタバタ動かしながら大騒ぎをし始め、とても具合が悪そうには見えない犬に変貌(笑)先生は聴診器で心音を確認して下さったのですが、特に問題はありませんでした。

とりあえずレントゲンを撮りますねと先生に抱っこされると今度はわんわんきゃんきゃんとわめき声をあげそのまま2階の検査室へ。

待合室で待っていた私達の所にまでブルーの声が聞こえる始末です。

結局レントゲン、血液検査(ALPが高かったが)ではどこも悪いところが見つからず、エコー検査をしてもらうことにし、半日預けるというかたちをとりました。涙目のブルーを見るとストレスもかかるし、かわいそうだなと思いましたが、エコー検査は一度やっておきたいと思っていたのでお願いすることにしました。

土曜の午後はブルーの爪の音、足音がない静かな家で空虚感を感じながら静かに過ごし、夕方引き取りに行くと担当医師がエコー写真とともに詳細に説明をして下さいました。心臓は特に大きく肥大しているということはなかったのですが、初期の僧帽弁閉鎖不全症(以前指摘されていた)で微かな隙間があるとのこと。ただ急を要するということでもなさそうで問題はないとのことでした。肺水腫ということもなく内臓も問題はなくとりあえず一安心したのですが、ウンチがお腹にたまって連なっているのがはっきり写っていました。

嘔吐の原因を尋ねてみますと、ご飯の量が少ないのではないか、少々増やしてみて下さい、また乾燥していると喉、気道など傷めやすいので加湿をして下さいとのこと。

そう、我が家、二人ともあまり風邪をひかないので加湿というものを気にしていなかったのです。ブルーは体が小さいので人間よりも影響を受けやすいんですよね...。

また体重をもうちょっと落とした方が良いとかかりつけの医師に指摘されていたのでご飯の量を少々減らしていました。


おそらく、乾燥していて喉が乾いていたところに、吐いた胃液などがくっつき気道を塞いでいたのかもしれません。
いくつかの要因が重なってしまったということなのでしょう。というのもレントゲン検査を終えた直後、わめいて大声で泣いたおかげか呼吸音も普通にもどり、いつもの元気なブルーに戻っていたのです。


どっぷり落ち込み、反省することしきり...小さい体は些細なことで命取りになります。彼女のことをすべて理解していると思い込んでいた自分の驕りに無性に腹が立ち、情けなく自己嫌悪に陥りました。

それと毎度のことながら、我が家の生活においてのブルーの存在感の大きさ、大切さを思い知らされますます身も心も引き締められました。で、早速、加湿器を購入。明日我が家に到着予定です。

今日はブルーは病院疲れでぐったり。私達もぐったり(笑)睡眠をたくさんとり、また普通の平穏な生活に戻らなければ...。
この平穏な生活がどれほど貴重で嬉しくて、幸せなことか...。

今は食欲旺盛なブルーに戻り、餌もちょっと増やして満足そう。ウンチもどっと出て(笑)写っていた分はすべて出た感じ。よかった、よかった...。



夜は先日作ったランタンキャンドルを灯してゆっくりご飯です。