英国ロイヤル・オペラ ジュール・マスネ作曲 『マノン』全5幕を鑑賞してきました。
マノンが好きということと、「マノン歌いのネトレプコ」という言葉にもひかれ買ってみた3階席。
オペラに詳しいわけでもない私なのでたいしたことは書けないけれど、
特に、第2幕のパリのアパルトマン、第3幕第2場のサン・シュルピス修道院、第5幕は感動で全身と心が震え、マノンとデ・グリューの愛の言葉に涙しました。
アンナ・ネトレプコさんのソプラノも心の琴線にふれる素晴らしい音色。
「ことたま(言霊)、おとたま(音霊)」(江原さんがよく使う言葉)が満ちあふれるオペラに私はすっかり虜になっています。
どっぷりとマノンに浸かり、現実逃避してしまった3時間50分(休憩含む)でしたが、それにしても...マナーが悪い人が多すぎる...。
お菓子を食べながら観る人(ガサガサ音を出す)、椅子をたたんでその上に座って観る人(足が背もたれにあたる)、前に乗り出して観る人(舞台が見えなくなる)、紙袋をガサガサする人...。
私の隣の席の人(女性)などは私に体を押し付けながら舞台を覗きこむ始末。
おかげであまり集中して鑑賞することができなくてちょっと残念でした...。
生きている間にたくさんたくさん鑑賞したいけれど...お金がついていかない(笑)
来年のメトロポリタン・オペラの「ラ・ボエーム」も観たいなと思っています。