刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

「コクリコ坂から」を観る(ネタバレあり)

「なかよし」で連載されていた原作の「コクリコ坂から」が大好きだったので、それと比べないよう、「ジブリの映画」と言い聞かせて言い聞かせて観させて頂きました(笑)

時代背景、登場人物の設定こそ違っていましたが、1963年の古き良き日本が感じられ、
カルチェラタン、コクリコ荘、離れのおばあちゃんのお部屋は三者三様の趣きがあってとても素敵でした。

ジブリの描く風景は本当にいつも心が和みます...。


カルチェラタンのステンドグラス、木造のくたびれ感、階段、陽光の射し込み方に惚れ惚れし、コクリコ荘なんて私が最も住みたいスタイルの家なのでうっとり眺めていました(笑)歩くたびにきしむ床の音がまたいいのです。


でも海ちゃんはもっともっと活発で溌剌として表情が豊かだとよかったのに...その方が兄妹疑惑のショックの深さが浮き出たような気もするし、父の死の悲しみを封じ込めて元気に振る舞っている姿が健気な感じでよかったのに...と原作ファンの私はやっぱり比べてしまいました(すみません...)。

この時代だから仕方ないのかな...。



音楽と画が噛み合っていないところがあったのも気になりました...。



映画の後は西武百貨店池袋店へ行き、「コクリコ坂から原画展」(カルチェラタン新聞がもらえます)を堪能してきました。
美術鑑賞という感じで見応えがあり、風景、建物などの原画一枚一枚が素晴らしく、食い入るように見入ってしまい、心が絵の中に吸い込まれていくようでした。

広小路さんの実物サイズの絵も飾ってあって圧巻です...。

港町の風景がいいですね...。
街灯、お家の明かりの描き方にも魅了され、
煌々と照らす街灯、ネオンが汚れたものに思えてしまいました。



夜は夜で、NHK BSプレミアムで「ぐるっと北欧5000キロ 〜スカンディナビア半島・港町巡り〜後編・バルト海 一瞬の夏のしあわせ」を観ました。

ゴットランド島、ストックホルム、コペンハーゲン...船旅でしか見ることができない海から見る景色...こちらも最高です(笑)

ハムレットが大好きなのでクロンボー城は死ぬまでに絶対行ってみたい所です。
ムーミンママのレシピもよかったです。夏野菜のスープが作りたくなってしまいました。


ムーミンママのお料理の本」買おうかな...。