maki 日々の記録

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

● 8/23〜9/1 プチ・ベラドンナ展(アモーレ銀座ギャラリー)に出展致します。
● 10/19〜20 パリのCarrousel du Louvre(カルーゼル・ドゥ・ルーヴル)にて開催される
"Salon Art Shopping Paris 2019"の日本ブースに参加致します。

大好きな映画

先日、アンスティチュ・フランセ東京(飯田橋)のエスパス・イマージュで行われた「トラン・アン・ユン監督来日記念 特別上映会&トーク」に行ってきました。
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2作品あったのですが私は『青いパパイヤの香り』('93年公開)の上映会の方に参加しました。
大好きな映画です。

青いパパイヤの香り HDニューマスター版 [DVD]


もう一度観たいという思いと、今の私が観たらどのような感情が沸き起こるだろう、感想は以前鑑賞した時と同じだろうか...と自分の変化を感じることも楽しみでした。

静かにゆっくり動くカメラワーク、虫の声、熱気と湿度と風、人間の体温、生活の音、植物たちの息吹を感じる美しき映像。
周囲の人達に支えられて素直に直向きに生き、無垢で楚々とした美しさと慈悲の心を持ち、クェンへの愛を静かに育みながら少女から大人の女性に成長していくムイ。
そんなムイに次第に惹かれていくクェン。
二人の視線、二人の間に流れる空気でお互いの心が近づいていくのが伝わってきます。

「青いパパイヤ」とは何だったのか今回初めて気づきました(遅いですね...)。
青いパパイヤでサラダを作るシーン、二つに割ると真ん丸の真っ白な種がいっぱい現れ、少女のムイは不思議そうに指で触れてみる、大人の女性に成長したムイは今度は二つに割った後、真っ白な種を一つ摘んで蓮の葉の上にそっと置く。
美しく官能的な映像で心に残ります。
インドでは蓮は豊穣、生殖、女性、母胎、宇宙の象徴だそうです。

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(撮影可でした)

トラン・ヌー・イェン・ケーさん(主人公のムイ役)が出演されている「シクロ」と「夏至」も好きです。
監督のトラン・アン・ユン氏の作品です。
トラン・アン・ユン氏の作品では、他に「ノルウェイの森」も観ています。
フランスで撮影されているとはいえ、これらの作品でベトナムにはまりホーチミン、ハノイにも行ってしまいました(笑)

お二人(ご夫妻)を間近で拝見することができて感無量です...。

そして、自分自身を見つめる、自分の成長をちょっとでも感じることができて嬉しく思いました。