刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

バスキア展 へ

昨日「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」(六本木ヒルズ:森アーツセンターギャラリー)に行ってきました。
17日までだったことに気づき慌てて行ってきました。

音声ガイドが無料でしたのでお借りし、また11枚の絵が撮影可でしたので撮ってきました。
1000点以上ある作品の中から約130点が展示されています。

バスキアの代表作<Fooey>1982年。
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ジャン=ミシェル バスキア。
彼の体の中で飽和状態?となっていたもの情熱、思考、エネルギーが爆発し飛び出してきて彼の手を動かし描きなぐられた絵は強烈で力強くただただ圧倒され、一つ一つの作品を全身で受け止めて鑑賞していました。

<Onion Gum>1983年。
口にある赤いものは玉ねぎの味のガムだそうです。今回の展覧会のタイトルになっている"MADE IN JAPAN"が右上に描かれています。
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色と文字とペイントが合体して命が宿り、躍動していて見ていて胸が高鳴ります。
そして奥深くに潜む不安定さ、幾十も絡み合った感情の糸、危うさ、コントロールできないもどかしさ?みたいなものも感じました。

<無題>1982年。
頭蓋骨が描かれています。解剖学が好きだったそうです。
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<炭素/酸素>1984年。
右上に五重塔が描かれています。
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<Napoleon>1982年。
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左の人の絵はバスキアの自画像だそうです。
右側は瓶?のキャップ(王冠)が木に貼り付けられています。
<自画像>1985年。
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<Plastic Sax>1984年。
トーヨーのおりがみと書かれていて、折り紙で折られたニワトリと象が描かれています。
折り紙とバスキア...とても不思議な感じがします。
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<Bombero>1983年。
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「無題」1986年。
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左は<メイド・イン・ジャパン>1982年。ウォークマンを付けています。
右は<メイド・イン・ジャパン2>1982年。携帯電話が描かれています。
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この当時の日本は勢いがあり活気があった時代。
彼の中にアンテナがたくさんあって様々なものを吸収していたのかなと思います。

撮影はできなかったのですが私はバレンタインという作品が好きです。
バスキアと当時お付き合いしていた女性が描かれています。
ピンク色が基調となっていて温かみを感じました。


こちらは六本木ヒルズから見る東京タワー。
青空に映えとても美しかったです。

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