今年最後のヘアサロンへ。
帰りに神宮前にあるGYREの3階のギャラリーで行なわれている現代アート作家のチェ・ジョンファ氏の個展「Blooming Matrix 花ひらく森」に行ってきました。
日常で使われていた生活雑貨、道具などを使って種(材料)から芽、茎、葉(制作過程)を経て花に生まれ変わりそれらが集まった森と自然を表現。
使われている一つ一つのものに時、思い出、生活、人生、匂いが込められていてお花の中に広がる様々な生活、世界、人の愛と温もりを感じました。
こちらは「Alchemy」。
steel structure、アクリルボウル、 クロムメッキ。
キッチンなどにあるお皿などで作られているそうです。
こちらは「infinity」でスチールワイヤーとラバーボールで作られています。
"無限に循環する"というのがテーマだそうです。
こちらも「infinity」。
steel structure,、アクリルボウル、mixed material。
日本のお鍋で作られているそうです。
お味噌汁、グツグツと煮込んでいる様子、湯気がほわーっと出て食卓に供される様が頭の中に浮かびます。
人が生きている限りずっと使い続けていくお鍋。
真っ黒なビニールのお花です。
花びらひとつひとつに空気?が入っているようです。
お花は開いたり、閉じたりを繰り返していました。
こちらは「Blooming matrix」。
steel structure、韓国の昔の枕を使って作られています。
ご本人が大学生の時に集めていたものだそうです。
可愛らしいサイズで刺繍が施されていました。
この枕でどのような夢を見ていたのでしょう?
こちらも「infinity」。スチールワイヤー、プラスチックフォーク、スプーン、ナイフが使われています。
デザート用?楽しい気持ちにさせてくれるような色のカトラリーですね。
私には一つ一つが楽しげに舞っているように見えます。
こちらは「ENCYCLOPEDIA」(百科事典)。
壁一面に敷き詰められているのは洗濯板だそうです。
毎日毎日家族のお洋服を洗濯するためにお母さんが達が使っていたもの。
家族愛を感じます。
私達の身の回りにある生活雑貨。
それらは形を変えながらこれからもずっと存在し使い続けていくモノ。それらが息吹を与えられ新たに生まれ変わり、開花させて生き生きとした表情をたたえていたことに感動を覚えました。