Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター 展」に行ってきました。
写真家であり、絵も描くソール・ライター氏。
写真を撮ることは、発見すること。
それに対し、絵を描くことは創造することだ。
カメラを持って出かけて写真を撮る。
瞬間を捉えるのが楽しいから。
私たちは色彩の世界で生きている。
私たちは色彩に囲まれているのだ。
『永遠のソール・ライター』
何気ない日常の中に煌めく一瞬や光と色の出会い、ファインダー越しに突如現れる偶然と奇跡、感受性豊かな視点、私達の知らない「人間」の姿や形、一期一会の表情、それらを見つけて引き寄せることができる感性と目、感じる心...全てに感激し、写真から雨音や雪を踏みしめるザクザクという音、モワッと立ち込める煙、湿った空気、突き刺すような冷たい風、言葉のない会話、生活の匂いが伝わってきて写真の中にある世界を感じて楽しむ心地よさにも酔いしれました。
私の写真が、人類の状況を改善することに貢献したことはないが、
誰かに喜びを与えているとは信じていたい。
『永遠のソール・ライター』
写真集『永遠のソール・ライター』(図録)を買ってきました。
想像力と共に一つ一つの作品の世界に入り込みたいと思います。
そして、2015年に公開されたドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」をこれから観ます。