刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

古我邸でランチ 〜鎌倉〜

先週は義理の母に、昨日は私の母に会いに行きました。

お二人とも元気で過ごしており、義理の母は毎年恒例の近所のお祭り&盆踊りが中止になったことをとても残念がっていて、「お祭りぐらいやってもいいのにね」と言っておりました。
足腰や健康のために夜1時間ほどお散歩をしているとのこと。
「マスクをしているとお化粧をしなくてもいいかなと思うんだけど、でも毎日きちんとお化粧をしているの、いつまでも女でいたいしね...」とニッコリ。

私の母も健康のため毎日ストレッチをしているとのこと。
ジム通いができないのでお家でやっているのです。
日々のお買い物もお店を日によって変えて楽しんでいるようです。


そんな我が母と夫婦3人で久しぶりに鎌倉にある「古我邸」でランチをしました。
今日で6回目の訪問。
満席のダイニングは皆様の明るい笑顔、会話、活気で満たされて心地良かったです。

たくさんの蝉の声がダイニングまで聞こえてきてお庭でお食事をしているような気持ちになり、とても贅沢な時間を過ごしました。

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鎌倉の三大洋館の一つで1916年に荘清次郎氏の別荘として建てられ、また後には著名な方々の別荘として利用され、1937年に古我貞周氏が取得されました(HPより抜粋)。
こちらの建物、お庭、お料理がとても好きです。

今日はお庭のお話をしたいと思います。
というのも、メニューの裏に描かれていたイラストが素敵で見入っていたのですが、母が左上のテラスがたくさん描かれている場所を指して「この場所はどこにあるのかしら?」と言ったので私もあれ?こんな場所あったかしら?とふと疑問に思い、スタッフの方にお聞きしましたら「こちらの絵は我が古我邸の未来予想図です。後々このようにしたいなと思っております」とのこと。

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左上のテラスがたくさんある部分は今はファームにしているエリアだそうでハーブやお野菜などを育てているとのこと。
右上は挙式ができるウェディングエリアです。


私は建物のすぐ裏にあるカフェで友人とお茶をしたことがあるのですがそれ以外のエリアがあることを知らず、今日この絵を拝見して初めて知りました。
こちらは昨年の5月の時の裏庭のカフェの写真です。

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「もしよろしかったらお庭をご案内致しますがいかがですか?」と前述のスタッフの方がおっしゃって下さったので、ご好意に感謝し案内していただきました。

建物の裏に回り、カフェを横切り、池をぐるっと回り奥にある「Private」という札がかけられたロープを外し階段を登っていきますと大きな楠、整然と並べられた真っ白な椅子が目の前に現れました。
挙式ができるガーデンウェディングエリアです。

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真っ白なファブリックをふわっとこの楠にかけて、その前に牧師様がお立ちになり挙式が執り行われるとのこと。

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この楠の堂々とした威厳ある姿、存在感に心奪われ、そしてふと横を見ると遠くに海が見え心震えました。

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現在はこのような状況下なので延期されている方が多いようですが、でも広大な敷地をお持ちのこちらでのガーデンウェディングは人数を制限すれば可能なのではないかと思います。
「古我邸」へはJR鎌倉駅から徒歩5分。駅前にはホテルメトロポリタン鎌倉がオープンしました。
この楠の前で挙式をし、邸宅を背景にして写真撮影、古我邸の入り口付近の広大なお庭でパーティーをする...とても素敵ですね。
春、夏、秋のそれぞれの景色も美しいですし、お天気も味方になってくれると思います。
私は既婚者なのでできませんが(笑)、これから予定されている方、キャンセルされてしまった方は候補の一つとしてお考えになるのも良いかもしれません。

美味しいお食事、そしてお庭を案内して下さり本当にありがとうございました。
「古我邸」の未来予想図が現実となる日を心待ちにしております。