刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

迎賓館のお庭でアフタヌーンティー

先週の日曜日、JR四ツ谷駅から徒歩7分ほどのところにある迎賓館赤坂離宮の前庭のテラス席(パラソル付き)でアフタヌーンティーを楽しみました。
1日20食限定のアフタヌーンティーはキッチンカーで提供され1セット(2名様分)4,800円(税込)で2人分の紅茶が付きます。

迎賓館は明治42年に東宮御所として建設されたネオバロック様式の西洋風宮殿建築です。戦後、国に移管され国会図書館、東京オリンピック組織委員会などに使用されていたそうですが後に改修が行われ昭和49年現在の迎賓館赤坂離宮が完成したそうです。世界各国の国王、大統領、首相などの国賓が宿泊したり、首脳会議、晩餐会など催されたそうです。

今回本館内も見学する予定だったのですが、8/27から9/1の期間、プレミアムツアー(予約)以外は見学ができないと当日知り、残念ではありますが本館見学は次回にとっておき、今回は前庭と主庭の見学だけになりました。

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アフタヌーンティーは11時に事前予約をしておきましたがテーブルは自身で確保しなくてはならないということなので、西門に10時半頃到着しました。
内閣府の迎賓館そして国宝ということもあり、セキュリティチェックが厳しかったですが無事通過し、前庭に入ると...そこは都内とは思えない荘厳な空気に包まれ、格式高く人間、自分の存在が小さく感じられどこか違う世界に迷い込んだような感覚に陥りました。

幸い、雲が太陽を遮ってくれていたのと風がそよそよと吹いていてくれたおかげで暑さ和らぎ穏やかなアフタヌーンティーとなりました。

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なんという贅沢な時間...。私の頭の中や心の中にあったものがパッと消え去り、たくさんの国賓の方々が訪れたという威厳、迎賓館の歴史とこの敷地に流れている時間の重さに圧倒され続け、まさしく「非日常」に身を置いていました。

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こちらは主庭側から見た本館です。
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主庭の噴水と遠くに見えるビル群のコントラストが不思議な感じです。
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敷地内にある松の葉が生き生きと輝いていたのがとても印象的でした。

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中門から出口の正門に向かっていくところもまた美しいです。

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