アレッサンドロ・ミケーレのビジョンを探検する没入型エキシビション「Gucci Garden Archetypes」展(事前予約制 LINE)に行ってきました。
場所は天王洲にあるB&C HALLです。
前回の続きです。
こちらはRoom6「Dans Les Rues(路上にて)」2018年プレフォールコレクションのインスタレーション。
1968年パリ。学生達と労働者が連帯し、社会不安と文化の刷新に向けて声を上げた「五月革命」。
この革命から50年目を迎えることをきっかけとした広告キャンペーンでクリエイティブなエネルギーをほとばしらせた当時の夢見る若者達を讃えるものです。
デモに参加したパリの若者達のスローガンとメッセージが書かれています。
Room8「In Bloom」。
2017年にアレッサンドロ・ミケーレ氏がグッチで初めて手がけたフレグランス「グッチブルーム」。
田園にいるかのような自然が表現されていて、5月の朝のみずみずしさと花々が埋め尽くしています。
こちらのソファは葉、花、桜の枝を描いたレッドとホワイトのトワルジュイキャンバス製ハーバリウムファブリックを使用。
香りに包まれた庭園の中に置かれています。
Room10「Rebellious Romantics」2016年春夏コレクションのインスタレーション。
私はこのRoom10がとても好きです。1980年代のカルチャー、ファッション、二人の心情と行動、時間、高揚感、壁を通して音楽も聞こえてくる感じ。
自分がその場にいるかのような錯覚に陥りました。
ベルリンのクラブの化粧室。急ぎ足でフロアに戻る瞬間が再現されています。
そして他の方もいらっしゃるようです。
女性のドレスの刺繍が素敵です。
こちらはRoom11「Come As You Are_RSVP」2020年クルーズコレクションにあった羽根つきのヘッドドレス。
そして会場を出ると、天王洲にある「寺田倉庫」が運営する水上ホテルが目の前に現れました。
2020年11月にオープンした「PETALS TOKYO(ペタルス トーキョー)」とのこと。
なんでもアムステルダムの運河に浮かぶハウスボートをモチーフしていて4つのタイプから好きな客室を貸し切りにできるそう。