刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ> 4/18〜4/23 ベラドンナ・アート展(東京都美術館 1階第4展示室)

グッチ ガーデン アーキタイプ展へ Part.2

アレッサンドロ・ミケーレのビジョンを探検する没入型エキシビション「Gucci Garden Archetypes」展(事前予約制 LINE)に行ってきました。
場所は天王洲にあるB&C HALLです。

前回の続きです。

こちらはRoom6「Dans Les Rues(路上にて)」2018年プレフォールコレクションのインスタレーション。
1968年パリ。学生達と労働者が連帯し、社会不安と文化の刷新に向けて声を上げた「五月革命」。
この革命から50年目を迎えることをきっかけとした広告キャンペーンでクリエイティブなエネルギーをほとばしらせた当時の夢見る若者達を讃えるものです。

デモに参加したパリの若者達のスローガンとメッセージが書かれています。

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Room8「In Bloom」。

2017年にアレッサンドロ・ミケーレ氏がグッチで初めて手がけたフレグランス「グッチブルーム」。
田園にいるかのような自然が表現されていて、5月の朝のみずみずしさと花々が埋め尽くしています。

こちらのソファは葉、花、桜の枝を描いたレッドとホワイトのトワルジュイキャンバス製ハーバリウムファブリックを使用。

香りに包まれた庭園の中に置かれています。

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Room10「Rebellious Romantics」2016年春夏コレクションのインスタレーション。

私はこのRoom10がとても好きです。1980年代のカルチャー、ファッション、二人の心情と行動、時間、高揚感、壁を通して音楽も聞こえてくる感じ。
自分がその場にいるかのような錯覚に陥りました。
ベルリンのクラブの化粧室。急ぎ足でフロアに戻る瞬間が再現されています。

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そして他の方もいらっしゃるようです。
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女性のドレスの刺繍が素敵です。
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こちらはRoom11「Come As You Are_RSVP」2020年クルーズコレクションにあった羽根つきのヘッドドレス。

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そして会場を出ると、天王洲にある「寺田倉庫」が運営する水上ホテルが目の前に現れました。
2020年11月にオープンした「PETALS TOKYO(ペタルス トーキョー)」とのこと。
なんでもアムステルダムの運河に浮かぶハウスボートをモチーフしていて4つのタイプから好きな客室を貸し切りにできるそう。

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