刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

六本木でディナー

先日誕生日ディナーで「Eneko Tokyo」(六本木)へ行きました。

スペイン バスク地方のお料理(初めていただきます)、ピクニックという演出にとても興味があり、素敵な時間が過ごせそう!と今年はこちらにしました。

席へ案内される前にまず最初に通されたのがこちらのグリーンハウス。
ドリンクをいただきながらこの空間に身を委ねます。

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右の壁には大きなリース、左の壁のスクリーンにはスペインの本店のキッチンに立つエネコ氏。
お料理を作り上げていく過程が映し出されていました。
木製のテーブルにグリーンが添えられヒンヤリとした空気に包まれ、まるで森林の中にいるような感じでした。

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こちらで頂いたのがトリュフのメレンゲ、自家製ベルモット、バルキート〜オリガミ〜。
3箇所(右、左、中央)のテーブルでそれぞれ移動しながらいただきました。
私達の目の前でシェフが仕上げをして下さいます。

その後、ピクニックエリアへ移動です。
上階に上がるとガラスに覆われたドーム状のサンルームのようなお部屋が現れました。
白樺の木とモミの葉がとても良い雰囲気。

テーブルにはバスケットとあおさ入りのパッションフルーツのドリンクが置かれていました。

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バスケットを開けるとキノコのタルトレッタ、アスパラガスのテクスチャー、カイピリーチャ海のチャコリが可愛く並んでいました。
右の真っ赤なボンボン(カイピリーチャ海のチャコリ)をいただくとチャコリ(バスクのワイン)が口の中に広がります。

そしてこの後、ディナーをいただくダイニングに案内して下さいました。
このような楽しい趣向の後、どのようなお料理が登場するのだろうと想像が膨らみます。


こちらは温前菜で素材はトリゴ(パスタを細かく切って炊き上げたバスクの郷土料理)、アンチョビ、パン。
卵はエネコ氏が日本中で探してセレクトしたものを使用しているそうです。
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こちらはお魚料理でサーモン、サーモンキャビア、ナスを使用しています。
ナスのピューレが甘くておいしかったです。
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お肉はスペイン産の仔豚のフリットにしました。
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交互にいただくとさらに美味しいですとお野菜のジュレ?が添えられていてこれがまたおいしいのです!
食べるごとにフリットの最初の一口の素晴らしい味わいが何度も口の中に訪れるという嬉しさ。
感激しました。

どのお料理も素材の味を際立たせる組み合わせのセンスが感じられ、繊細でシンプルでかつ独創的。
胃に優しくてナチュラルさを大切にしたお料理という印象を受けました。

デザートはメッセージと共に可愛らしい花火が添えられていました。
ありがとうございます!
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デザートはコーヒーのアイス、羊乳のアイスとチョコレートです。

それに加え帰り際、スタッフの方から「お誕生日おめでとうございます」と真っ赤なバラをいただきました。
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フレンドリーで細やかホスピタリティ、日常から解き放たれた空間でいただくバスク料理。
心からリラックスできました。
ありがとうございました。