今回お世話になる「Loquat 西伊豆」さんは、300年前より続いてきた土肥の名家"鈴木家"の旧邸宅をリノベーションした1日2組限定のホテル、オーベルジュです。鈴木家の邸宅は土肥の地元の方に大変愛され大切にされていたそうです。
3つ蔵があり、ニノ蔵、三ノ蔵がお部屋、一ノ倉はバーになっていて、邸宅(母屋)にはイタリアンレストラン「タケル・クインディチ」、ジェラートとベーカリー「SANTi」があります。「タケル・クインディチ」と「SANTi」は宿泊者以外の方も利用できます。
「タケル・クインディチ」は北鎌倉に本店があり、一度ランチをしたことがあります。
ジェラートの「SANTi」も鎌倉駅西口近くにあるそうです。
ここは宿泊者の方だけのエリアです。
私達が泊まったニノ蔵の入り口です。
古民家、洋館など古い建物をリノベーションしたホテルやお店が大好きなのでこの蔵のお部屋をとても楽しみにしていました。
味のある蔵、太くしっかりした木で作られているのが一目でわかり、温かみも感じました。
この蔵の中には何が保管されていたのかしら?この蔵に使われている木材たちはどんな記憶を持っているのだろう?
色々想像するのも面白いです。
懐かしきレコードプレーヤーがあり、レコードが数枚置かれていたので滞在中聴いていました。
お部屋には源泉かけ流しの露天風呂が付いています。
大きなテラスにはテーブルと椅子、リクライニングベッドもありました。
私はこのリクライニングベッドで横になり、白枇杷の木々を眺めたり鳥の声を聞きながら寛ぎました。
時間がゆっくりゆっくり流れているのがとても心地よく、まっさらになり要らないものが消えていくのを感じました。
修善寺から土肥へ向かう途中、山々に咲いている桜を楽しむことができました。
緑の木々の中にぽつん、ぽつんと淡いピンクの桜の木があって、その光景に妙に懐かしさを覚え日本の原風景、山に咲く桜の美しさを改めて実感しました。