刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。


<出展のお知らせ>

● 2023年2/16〜3/13 「FUDGE gallery & cafe」 展示販売(東京都品川区)

フランス・モダン・ポスター展へ

開館15周年華麗なるベル・エポック 京都工芸繊維大学美術工芸資料館コレクション 「フランス・モダン・ポスター展」に行ってきました。
横須賀美術館で6/19まで開催中です。

東京湾が目の前に広がるとても眺めの良い場所にあります。

9時50分頃到着。
10時の開館前だったのでちょっと観音崎ビーチをお散歩しました。

右端に見えるのは船舶通航信号所です。

遠くに見えるのは千葉県富津市でしょうか。

「フランス・モダン・ポスター展」はベル・エポックの頃のポスターが展示されています。
戦争が始まる前の華やかなりし頃1800年代と1950年代頃までのものがありました。
フランスのポスターはサイズが大きいので真近で拝見するととても迫力とインパクトがあります。
全て撮影可でしたのでいくつか紹介致します。


左は1929年、ブルターニュのガボット社のクレープ ダンテルの広告です。
作者は大阪生まれのグラッフィデザイナー里見宗次さんです。
日本人で初めてパリのエコール・デ・ボザールに入学された方だそうです。
右は1894年、ディジョンの生姜入り菓子パンの広告です。


左は1952年、フランス航空(エールフランス)の東京-パリ間就航の広告です。
味のある日本語フォントです。
右は1922年頃、ボゾン=ヴェルデュラ社の「満月」印のパスタの広告です。
お月様の表情からおいしさが伝わってきます。


左は1894年中央自転車教習場の広告です。
右は1898年ジョン・グリフィス自転車株式会社の自転車とアクセサリーの広告です。
自転車の教習場なんてあったのですね。

下は1893年「第3回仮面舞踏会」オペラ座の広告です。
キャプションでは2月11日土曜日 大夜会となっていました。

こちらは1895年「デュクレルク公演」アンバッサドゥール座 。
作者はアルベール=アンドレ・ギョーム。
お花が散りばめられたドレスが素敵です。

魅力的な視線を投げかけるこちらの女性は、シャンソン歌手のミスタンゲット。
作品名「ミスタンゲット」ムーラン・ルージュ。
作者は広告デザイナー、コスチュームデザイナーのシャルル・ジェスマール。

最後はこちら。
1897年、夜会「流浪の芸術家」ムーラン・ルージュ。
女性のお洋服とバッグが可愛らしくて好きです。

鑑賞しているとタイムスリップした感覚が時々襲います。
作品一つ一つから伝わってくる当時の文化と流行。
街の喧騒とどこからともなく聞こえてくる音楽、人々の笑い声、華やかに着飾って楽しそうにしている女性達そして社交界。
カフェでの芸術談義。
頭の中にその時代の空気と映像がクルクルと現れては消えていきます。

1920年代、日本にもモダンガール「モガ」というファッションがありました。
悲しいかな平和は長くは続きませんでした...。
いつも思います。
戦争がなければ日本の文化や流行はどのように進化していったのだろうと。


鑑賞後は、併設されているイタリアン「アクアマーレ」のテラス席でランチをしました。
ノンアルコールのスパークリングワインと共に。


「フランス・モダン・ポスター展」のコラボデザートがあったのですが食べられそうになかったので(笑)、小さめのランチ用のデザートにしました。

食事中、目の前を米軍の空母「エイブラハム・リンカーン」が通り過ぎていきました。
横須賀ならではの光景です。