刺繍作家のひとりごと

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

金沢へ 〜2日目〜 散策とお買いもの

こちらは先日行ってきた金沢の旅の備忘録になります。

2日目のお昼ごはんは「乙女寿司」さんです。
一ヶ月ほど前に予約の電話をしましたら私達が希望していた日時は既に埋まっていたのですが、12時から50分程なら空いていますとのことだったのでその時間帯に予約を入れました。

カウンター席で握りたてのお寿司を頬張る贅沢さ。
大将の気さくなお人柄、心遣いが伝わってきてとても居心地の良いお店でした。
シャリの大きさと程よい温かさ、そしてのどぐろの握りもおいしかったです。

お店を13時前に出たら外は雨...。
小さな折りたたみの傘を差しながら"せせらぎ通り"を歩き、ブラッスリー&ベーカリーの「ひらみぱん」さんでお茶をすることにしました。
お店は大正時代の鉄工所跡を改装したものだそうです。

こちらはレモンケーキです。シナモンロールもものすごく気になって追加で頼みたくなり大きさを聞いてみましたら、「半分にカットしてお持ち帰り用にお包みしましょうか?」とおっしゃって下さったのでお願いしました。ありがとうございます!

奥にちらりと見えるのがシナモンロールです。

レモンケーキは香りが強く濃くがありしっとりしていておいしかったです。シナモンロールも甘さ控えめで私好み。
おそらく店内のテーブルと椅子はイギリスのアンティークのものだと思うのですが違うかな?
可愛らしく温もり溢れるお店でした。

さてこちらは「PIPPURIKERA」。北欧の食器や雑貨などを扱っているお店です。
イッタラの製品が好きなので何かないかなという気持ちで立ち寄ってみたのです。

そしてこちらで素敵な出会いが。
1950年代のARABIAのカステヘルミのカップ(直径7cm、高さ5cm)です。


カステヘルミはOiva Toikka氏のデザインで元々はNuutajärvi社のものでしたが後々アラビア社に買収されたそうです。

お店のオーナーさんがカステヘルミについてたくさんお話をして下さいました。
昔のものは一つ一つ職人さんの手作りだったのでカステヘルミの雫の輝きが商品ごとに違うということ、そして現行品と並べて見せて下さったのですが明らかに明るさと光の反射の仕方が違いました。

宝石、天然石のような雫。あまりの美しさに息を呑みすっかり魅了されてしまいました。
カステヘルミはキャンドルホルダー2個と10cmのプレートを1枚持っているのですが、全体の美しさに気を取られ雫一粒一粒の輝きを見ていなかったのです。
改めてカステヘルミの美しさを再認識し、こちらのカップも大切に使っていきたいと思います。

雨も上がり私達は主計町へ。
こちらは2度目です。

あかり坂と暗がり坂。

浅野川に架かる中の橋。

中の橋から見る浅野川大橋。

夜のご飯はおでんの「ちくわ」さんへ。
帰りにライトアップされた尾山神社の神門を見に行きました。

最終日は富山へ。