刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

「スパイのためのハンドブック」を読む

「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」の中で紹介されていた「スパイのためのハンドブック」を読み終えました。


CIAとかFBI、SIS、MI5、スパイものなどに昔から興味を持っていた私なのでこの本を手にした時はワクワクしていました。

イスラエル情報部モサドに所属していた著者なので内容も実体験のお話を交えながらスパイたるものの解説が丁寧になされています。そういえば、国家の罠の著者、佐藤優氏はイスラエルの情報機関は優れていると言っていたような...。


自分がどの程度向いているのかがわかるような適正テストなどもあり、
ちなみに私は普通並み(ちょっとがっかり)。

スパイの養成、仕事、女性関係、逮捕された場合、刑務所に入ってしまったら、引退後...など順序立てて書かれていて結構読みごたえがありました。



読み終えた感想...憧れているだけで十分だ...(笑)と思いました。
自分の周囲の隅々にまで神経を行き届かせなければならないし、正体がばれてしまったら拷問を受ける(すっかり忘れていた)、たとえ運良く結婚できたとしても相手を巻き添えにしてしまう。社交的でなければならず、偽装の記憶を相手に植え付けるなんて...とても無理です。


それと同時に仕事もこなさなければならないし、頭がおかしくなりそう(笑)
普通の仕事でさえもストレスためているというのに...。


贈賄能力テストなんて全く適正がなく他の仕事を探した方がよいとなってしまいました(どれも良心が痛んでYESにはできなかったのです)。



それでもまだ少々好奇心は残り、「そういう関連の会社で一般事務ならいいかな...」なんて夫に言ったらため息をつかれました...(笑)