刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

ニキ・ド・サファエル展へ

新国立美術館の「ニキ・ド・サファエル展」へ行ってきました。
今日が最終日です。

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(公式図録)
 
「射撃絵画」(暴力、人種差別、戦争への批判)、女性をテーマにした彫刻(ナナシリーズ)、タロット・カード、Yoko増田静江さんとの交流&絆の深さ(書簡、絵手紙他...)大変見応えがありました。

「射撃絵画」は銃弾で滴り落ちる塗料が戦争などで犠牲になった方々の涙のように見え、悲しい気持ちになりました。ナナシリーズは色彩豊か、躍動感あふれ伸び伸び生き生きとした女性を感じさせてくれます。

彼女が過ごしてきた人生、その時々の心の在り方が作品に投影され、表現されているのです。
深いです...。


Yokoさんとの交流の深さや絆が絵手紙、ニキさんからYokoさんに贈られた作品の数々で見ている側にひしひしと伝わってきます。

会場内では2か所撮影スポットがありました。

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「翼を広げたフクロウの椅子」

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ヨーコさんに捧げられた天然石や色ガラスで作られた「ブッダ」です。
 
美術館の2階にある「サロン・ド・テ ロンド」(Salon de The Rond)では「ニキ・ド・サンファル展」特別メニューのデザートをいただいてきました。

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「泉のナナ」のカラーを取り入れたものです。
ラズベリー&チョコレートのケーキ(赤)、オレンジのムース(黄)、マカロン(緑)です。