刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

MIROIRS ミロワールへ (マンガ編)

シャネル・ネクサス・ホールで開催中(〜6/6)の「MIROIRS – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか」へ行ってきました。特設サイトはこちらです。
要予約で入場無料です。

「約束のネバーランド」の原作者白井カイウさん&作画家出水ぽすかさんとシャネルの協業による展覧会です。

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ブランドの歴史からインスピレーションを受けて描き下ろされたマンガ作品をもとに、ストーリーに込められたメッセージやシャネルの貴重な資料が立体的に表現され、作者たちとシャネルとの時代を超えた出会いを追体験することができます
(会場にあったフライヤーより抜粋)

私は出水さんが描いたシャネルの世界、お洋服を着た女性、香水瓶に魅了され行ってきました。

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シャネルの貴重な資料とマンガを2回に分けて紹介したいと思います。
今回はマンガです。

会場内はフラッシュを使わなければ撮影可です。

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原作を読んでみました。
私は子供の頃から「空想好き」で自分が作り出す世界を行ったり来たりするのが大好きです。

巻末の白井さんと出水さんのインタビューにある「ガブリエル・シャネルは脳内で色んな時代・年齢の頃に一瞬で飛べていた。70歳とか高齢になっても、一瞬で子供の頃の気持ちを引き出してこれた」はとっても共感し、そうありたいと思いました。

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こちらの絵は男子高校生がスカートを履いて街を歩いている様子。
自由なはずなのに息苦しさを感じ、その見えない壁をブチ破るためスカートを履いてみる。
「男が男としてスカートを履いてカッコいい」を表現。


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想像(イマジネーション)は最大の力。それさえあればいつでもどこでもあなたは無敵。
(原作より抜粋)

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シンプルシックな色使いが素敵です。

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現代的なシャネル、シャネルの強さの中にある可愛らしさを感じました。

原作の巻末にある原作白井カイウさんと作画の出水ぽすかさんのPRODUCTION CONMMENTARY」はとても読み応えがあってよかったです。

こちらの展覧会はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭(9月)に巡回予定だそうです。