My diary

私の刺繍の作品の紹介、日々の出来事を綴っています

『オイディプス王』を観る


オイディプス王 アテネ公演 [DVD]




昨日シアターコクーンで「オイディプス王」を観に行きました。
シェイクスピアの悲劇ものです。

野村萬斎氏のオィディプス王はとてもりりしい感じで迫力があり、イオカテスの麻美レイさんも優雅な物腰で気品が感じられました。


いつもシェイクスピアの悲劇ものを観ると、感情移入してしまうせいかどんと落ち込んでしまうのですが、今回も陰鬱な気持ちからなかなか抜けられませんでした。

オイディプスが両目を剣で刺し、血がしたたり落ちながら登場するシーンは狂気、絶望、哀れ、悲痛、破滅がどっと私に押し寄せ、涙を流すというよりはこれからどのように彼は生きていかなければならないのか、「死」よりも「追放」の方がどれだけ恐ろしいことか...などと、震えが起きました。

神の信託に逆らってしまったからこのようなことが起きてしまったのでしょうか?
鏡で囲まれた舞台がとても良い演出を醸し出していました。

正面の鏡に真っ赤な衣装をまとった人々が観客席の通路を歩いていくのが写し出された時は映像を観ているような美しさ。
個人的にシェイクスピアの作品では、悲劇ものは気持ちが滅入ってしまうので喜劇ものが好きです。

今度は秋に予定されてるペーター・シュタイン演出の「ハムレット」を観る予定です(また悲劇...)。

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