刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

ハチ蜜の森キャンドル教室(ラベイユ)に参加

荻窪にあるはちみつ専門店ラベイユの3階「アトリエ・ド・ラベイユ」でハチ蜜の森キャンドル教室の講座に参加してきました。

山形県朝日町で蜜ロウソク工房ハチ蜜の森キャンドルを営む蜜ロウソク職人の安藤竜二さんが講師。
白で統一された明るいお部屋。テーブルにはキットがセットされていて、青梅とハチミツ(ラベイユ)の冷たいドリンクを頂きました。
爽やかで蜜の甘さがほどよく、まさしく夏の飲み物。これで気分は最高潮に達してしまいました(笑)



最初は写真を見ながらミツロウのできるまで、蜂の習性、山形にあるハチ蜜の森キャンドルのお話などを伺いました。蜂の体は毛で覆われていて花粉を取る時、体にも花粉がいっぱいつき、それを足で拭っているうちに団子状になる。それを使って巣を作るそうです。

また、ミツロウは座薬、化粧品、軟膏、クレヨン、印刷、自動車のワックス、パソコンの基盤の接着などなど生活のあらゆる所で使用されているとのことで私達の生活にはなくてはならないものとなっているそうです。
カサカサした蜂の巣を持ってきて下さり、味はしないけれど食べられるんですよとその場で食べる安藤さん。
その巣に芯を挟んで火をつけると淡い橙色の炎がぽっと灯ります。

先日参加したkurkkuのワークショップでも拝見しましたが、本当に不思議。
不用な巣がこんなに重宝されるとは...もっともっと蜂さん達に活躍してもらわないとと思いました。

ミツロウの色は花粉の色だそうで、今回使用する丸く切られたミツロウはオレンジ色がとちの木、黄色がキハダ。
これを湯煎で柔らかくして自分の好きな形に仕上げていきます。

自由にどうぞ!と言われ、どんな形にしよう?といろいろな図形がクルクル頭の中を回ります(笑)面白い形にしたいなあと思い、まずキノコを作り、昨日作ったバラを2個作り、シンプルなものとしてスパイラルを1個、ハニカムシートはクルクルと巻いていき、正面にクロスをちょこっと付けてみました。粘土みたいに柔らかく、硬くなったら湯煎につけてまた柔らかくしてと自由自在で結構楽しいです。本当はとってもとってもハニーツリーに憧れていたのだけど今回は作れませんでした...。
ミツロウを買って家で挑戦してみようと思っています。


終了後、制作した作品と一緒に写真を撮って頂き、またラベイユさんから栗はちみつのマリナード(4種の木の実)、はちみつアーモンドトフィーというおみやげまで戴いてしまいました。本当に?と驚くとともに嬉しさいっぱいで、栗はちみつの方はどのように使っていこうかな...とワクワクしています。


今日、早速1個火をつけてみようと思っているのでその写真は後でUPする予定です。

で、夜、バラに火を灯してみました。
柔らかなほっとする優しいオレンジ色の灯り。
ふんわりとハチミツの香りが辺りを包みます。この時間も今日のお教室の贈り物。
火をじっと見ていると眠りの妖精がトコトコと近づいてきました。