刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

セナの映画を観る

『アイルトン・セナ ~音速の彼方へ』を観てきました。


亡くなってから今年で16年が経ちます。

昔の映像を見ていると当時の自分を思い出すとともに、あの頃がもう色褪せるくらいの過去になってしまったのかと愕然としました。
スクリーンにいるセナの年齢をもう超えてしまっているんですよね、寂しいことに。

ブラジル国旗を振り回したあの頃が懐かしいです...。


ルール改正されてからすっかりF1から遠ざかってしまい今は全く観ていません。

そんな自分が言うのもなんですが...アイルトン・セナのような天才ドライバーは今後現れるのでしょうか?
それほどのカリスマと才能とオーラがあり、いつもいつも圧倒されていました。
アイルトン・セナという人物が生きて活躍した時代に自分が存在し、目にすることができた幸運に感謝することしきりです。


108分という時間なのに嬉しいことにとても長く感じられ、レースの映像が流れるとそちらばかりに目を奪われ字幕を見逃してしまうことも(笑)

とにかく懐かしくて懐かしくて当時の私で鑑賞させて頂きました。


ただ、セナプロ対決だけでない他の視点からのもの、セナの天賦の才能がわかるものも欲しかったような気がします。ホンダの本田宗一郎氏とのこと、セナ足のこと、エンジニアと一緒にマシンの整備をしたり、作り上げたりする熱心さとか、レース運びのこと(タイヤの選択、ガソリンの量他)などなど。当時はドライバーの判断でタイヤを選択したり、ガソリンの量を決めたりしていたのでそれがとても面白かったんですよね。ガス欠起こして途中で止まってしまったりということもありました..。ピットインもしたりしなかったりという感じだったので誰が何番目に走っているかなどが一目瞭然でした。


それと以前桜井 淑敏氏の本で読んだ芸者遊び(ゲーム?)のことやホンダのテスト場?教習所?のクランクのこと...(笑)
これは映像がないので無理ですね。


でもジャッキー・スチュワートとのインタビュー映像は嬉しかったです。
この時のセナの発言がとても好きなので...。



写真は90年の日本GP決勝当日(午前中)のセナです。
横すれすれで歩いてくるセナを慌てて撮った写真です(笑)
肩に触れようと思ったのですが、恐れ多くて触れることができませんでした。