新宿から約２時間、このような景色が拝めるなんてと喜びと感動で胸がいっぱいになりました。
雑誌やテレビなどで噂になっていた箱根吟遊へやっと行くことができました。
チェックイン時に通されたテラスでは山の美しさに息を飲み、多種多様な緑が目の前に広がり立ち尽くしてしまいました。
自然の景観をうまく取り入れ、生かした素敵な旅館です。海外にばかり目を向けてはいられない、そう思わされてしまいました。
もともと熱い露天風呂に長くつかったりすることが嫌いな私なのであまり温泉というものに興味がなかったのです。けれど、今回宿泊した「風光」は洋室で広いテラスに露天風呂が付いていて、人の目を気にすることなく、入りたい時いつでも入れ、山を見ながら何も考えず、ほわんとした時間を過ごすことができる贅沢を思う存分味わいました。
普段せわしない日々を過ごしているので、本当に極楽です...。
いつも心のどこかに仕事のことやら、気にかかることなどが頭に思い浮かんだりするのですが、今回はストンと抜け落ち、「箱根」が私の中で存在する唯一の世界になりました。
２泊３日の旅を終え、仕事場に向かう朝、周囲の人々のスピードについていけなかったことに驚きました。
足を踏まれ、ぶつかり、今まで縫うように颯爽と歩いていた自分を取り戻せないでいました。それは良いことなのか悪いことなのか....。
日々ストレスに晒されているんだなと実感した瞬間でもありました。そして、頭の中で次の旅先を考えている自分がいます。
忙しい日々を過ごし、癒しを求めて旅をする。このメリハリが良いのかもしれません。
