刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

箱根 2日目

母と箱根1泊の旅。

朝食は「ザ・フジヤ」で"ペストリーブレックファスト"をいただきました。
ホットケーキ、フレンチトースト富士屋風、パンケーキが程よいサイズでワンプレートに。
ドリンクはスムージーにしました。

富士屋ホテルのお料理は斬新、革新的というよりは伝統、格式を大切にしている「心」を感じ建築物と歴史に合わせたクラシック料理です。
こちらでのお食事では自然と背筋が伸びます。

朝食後はお庭をお散歩しました。
明治39年に建てられた美しい西洋館。
1号館「カムフィ・ロッジ」、2号館「レストフル・コテージ」の双子の洋館です。
登録有形文化財・近代化産業遺産に登録されています。

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こちらは客室のある建物の隣の敷地にある「旧御用邸 菊華荘」の日本庭園です。
入り口近くにあるこちらの風情あふれるテラス付きのお庭に魅了されしばらく眺めていました。
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階段を登っていくと...そこには美しい景色が広がっていました。
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朝の爽やかな空気と木々の香りに包まれながら思いっきり深呼吸。
目の前にある平穏でのんびりしている木々たちを見ていたら心の中にあるいらないものを洗い落としてくれ、自然と一体になる気持ち良さも感じました。
紅葉の季節が楽しみですね。

こちらは本館裏にある庭園です。
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上がっていくと...水車小屋がありました。
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挙式が執り行われるガーデンチャペル「幸福の丘」です。
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ホテルを後にし、箱根湯本駅前にある「箱根のてゑらみす」でティラミスを3種類買いました。
レモン、ブランデー、プレーンです。
渋沢栄一さんをモチーフにしたイラストのビンがかわいいので取っておくことにしました。

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箱根湯本のホテルのラウンジで母とランチをしていたら、地元の常連のお客様とレストランのスタッフの方の会話が聞こえてきました。
「人が戻ってきてよかったですね」と声をかけていて「はい、ありがとうございます」と。
胸に熱いものが込み上げてきました。観光地で「人がいない、来ない」というのは本当に怖いことであり死活問題。

今回宿泊したホテルではご高齢のご夫婦、一人旅の女性の方、ご家族連れの方、お友達同士で...と様々な方がお泊りになっていました。
数年前に訪れた時はアジアからの観光客でいっぱいで賑やかで活気がありラウンジで寛ぐこともままならない状況でした。
今はゆっくりと時を刻んでいる感じでそれはそれで落ち着きますが...。

人それぞれの立場、状況、環境、生き方、考え方があるのでそこを踏まえながら一緒に乗り越えていきたいもの、と思いました。