刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

めがねを観る


友人と「めがね」を観ました。その前に腹ごしらえということで高島屋の茶語(Cha Yu)で凍頂烏龍茶の餡かけご飯を(五穀米に鶏そぼろ餡をかけて頂く)頂きました。デザートは豆花です。5時ということもあってか空いていてゆっくりゆったりのごはんでした。


「かもめ食堂」を観てからすっかり荻上直子さんのファンです。今回の「めがね」もとても楽しみにしていました。波の音に包まれながら観ている私達もたそがれてしまいます。「空気を一緒に編む」という編み物。難のがれの梅干し...。シンプルでありながらも温かみ溢れるお料理の数々。食べて、たそがれて、自由気ままな日々...でも「思いつきで旅は始められるけれど、永遠には続かない」という台詞が忘れられません。


観終わった後、体がふわふわして、足取りもゆっくり...。それでもいつまでもこの気持ちのままではいられないんですよね。ごったがえした駅のホーム、もわっとした空気が充満している電車。家に到着する頃にはすっかり現実に戻されてしまっていました。



「たそがれる」というものをすっかり忘れていた自分。
うーん、時間を忘れてみたい。