刺繍作家のヒトリゴト

刺繍作家。オートクチュール刺繍で製作する刺繍アートの紹介、日々の出来事を綴っています。

白金劉安でお食事

食文化サロン 白金劉安でお食事をしました。
一戸建てのお家を改装した感じのお店で家庭的な雰囲気があり、テーブルもパテーションやファブリックなどで仕切られプライベート感もありとっても落ち着けました。


薬膳料理は今回で2回目。こちらのお店の漢方食養湯がとっても頂きたくなり訪れてみることにしました。
私達が頂いたのは「西太后の美肌Aコース」。ほとんど私の希望で決まったようなものです(笑)

内容は、漢方食養湯、特撰六種の前菜、車海老料理(空豆などと一緒にXO醤で炒めたもの)、海鮮料理(スズキと青のり)、極品フカヒレ姿煮(尾ビレ2L)、西太后の美肌鍋(フカヒレコラーゲン餃子入り)、七穀米、自家製杏仁豆腐。

漢方食養湯は8種類から選択でき、私は美麗美肌のスープ(天然魚翅・ハト麦・杏仁・金華火腿・干貝柱・干松茸等)というものを頂きました。漢方という字から薬っぽい感じのものなのかな...と思ったりもしましたが全くそんなことはなく、「厳選された食材及び生薬を丸3日間かけてそのエッセンスを完全に抽出しました」というだけあって深みがあり、さらっと舌を滑り落ちていくなめらかさ。苦みとか甘みといった味ではなく、素材そのもの、まさしくエキスの味のみといった感じです。


すべてが混ざり合ってこのような味に仕上がるまでに研究を重ねてきたのかと思うと、ひとすくいひとすくい丁寧にゆっくり味わいながら頂きました。
スープは一番最初に胃に入る(吸収される)のがよいみたいでドリンクメニューはスープを頂いた後に持ってきてくれました。


西太后の美肌鍋もとっても美味。色から想像して担々麺のような四川風な種類のスープなのかと思いましたが、一緒だったのはピリ辛だけ。ぐつぐつ煮込んでできあがった複雑に混ざり合った独特の風味、でも癖がなく、見た目ほどオイリーではありません。中身は鹿のアキレス腱・牛の胃袋・鮫の唇・魚肚・手羽・冬菇・筍・フカヒレコラーゲン水餃子など。お鍋は取り分ける前にお店の方がスプーンですくいながら一つ一つ素材を説明して下さいました。

私も各々の具材を想像しながら頂いてしまいました(笑)濃厚な椎茸の香りも食欲をそそりそれはそれはおいしかったです。鹿のアキレス腱は1週間かけてもどしたものでちょっと固めの寒天のような食感です。


食後の自家製杏仁豆腐もおいしいこと!純粋な杏仁、全く汚れていない杏仁豆腐。口の中でとろりと溶けていき、ほのかな香りが口の中でふわっと広がり、杏仁豆腐が大好きな私は夢うつつ状態です(笑)

正統な正式な杏仁豆腐の味を知ってしまうともう普通のものが食べられないです...。

コラーゲンをたくさん摂取した私は大満足。夫は帰宅後、脱力状態でリラックス...。

また行こうと誓い合ったのはいうまでもありません(笑)