金沢21世紀美術館にて"「ひとがた」をめぐる造形"と"オラファー・エリアソン特別展示"と"ジェフ・クーンズ × ベルナルド"を鑑賞してきました。
こちらは"「ひとがた」をめぐる造形"より北川宏人氏の作品で<ニュータイプ2005>シリーズ。
テラコッタの人型に水性のアクリル絵具で色付けをしているそうです。
表情と佇まいから一人一人の性格と温もりが伝わってきます。
人の形というものを改めて考えてみると、環境や生活習慣や食生活で体型が進化?変化してきていることを実感します。
これから先、「人の形」はどのようになるのでしょうか...。
この<ニュータイプ2005 ホワイト>という作品が気になりました。
視線を落としながら何かを考えている姿、知的さも伺えます。
身長は171cm。
こちらは同時開催の"オラファー・エリアソン特別展示"です。
エコロジーと再生可能エネルギーへの関心から生み出された作品で「太陽の中心への探査」。
ガラスで覆われた多面体と太陽光発電ユニット(ソーラーパネル及び蓄電池等電源供給システム)で構成されています。
時々揺れていて光の色が変化していたのですが、中心部に光源がありそこから伸びるアームのライトが動いているからとのこと。
とても美しかったです。
さて、次はKAMU KANAZAWAでレアンドロ・エルリッヒ氏の「INFINITE STAIRCASE」を見てきました。
螺旋階段がずっとずっと階下に続いているような錯覚に陥る不思議な空間がそこにありました。
この作品が展示されているお部屋(空間)のサイズは幅約3.5m・奥行き約7m・高さ約3mだそうです。
自分の立っている位置の不確かさを感じたり、違う次元に迷い込んだような面白さがありました。
最後はKAMU k≐kでフードアートの諏訪綾子さんの「TALISMAN in the woods(タリスマンインザウッズ)」を見てきました。
作品のテーマは「循環」。こちらは白山で間伐された杉の枝葉だそうです。
一滴の雫が落ちてそこから波紋のように広がっていく様(自然の循環)を表現しているとのこと。
私もたくさんの作品を見て、それらから感じたものが私の体内や脳内に様々な形に変化して広がって循環していくのを感じました。
ありがとうございます。
次の投稿は旅の2日目の午後、お買い物とティータイムと主計町茶屋街のことを書きたいと思います。